子どもたちから学ぶこと
子どもたちの成長
子どもたちの成長過程を見ていると、次々と新しい知識や技術を習得していくことがわかります。もちろん、大人になった私たちも同じ過程を通っているのですが・・・。
無欲であるその時、一つ一つのことを体得する楽しさや感動を覚えていたでしょう。
親御さんに誉められた!という経験が、後々にも自分の生き方に関わってくるということもあるものです。
好きになった、興味をもてたことは、いくつになっても覚えているものです。
大人になると、それすら忘れてしまう・・・
しかし子どもたちから改めて感じられること、得られる刺激もあると思いませんか?
子どもから受ける刺激とは
子どもたちは成長段階により、物事を吸収する量が変わってきます。自分の中に蓄えられた知識は、失われるものではないのですが、使うことをしないと片隅に追いやられてしまい忘れたのと同じことになってしまう・・・。
大人になると、それを実感する時もあります。
子どもたちを見ていると、そういえば自分もこんなことやっていたような気がする!とか、そうそうこんなことあったな!などと思いだすでしょう。
つまり、子どもさんの行動によって自分も思いだすという行動となり、刺激の一つになっていること。
思いだすという行動が、脳の活性化に繋がっているのです。
同様に、忘れていたことを思いだすのではなく、新たに自分の中に生まれることもありあす。
例えば、子どもさんが幼稚園や保育園で遊びを覚えてきた時、それを親が知ることで子どもと一緒に楽しさを感じられるとしたら、新たな発見があったということ。
子どもから学んだと言っても良いでしょう。
大人は、日常の中で新たな発見をしようとはなかなかしません。
それよりも、淡々と日常が続くことを願うもの・・・。
子どもはそんなことは一切考えることなく、日々に覚える新たなことに興味を持ったり、また好きではないと思うことを選別します。
子どもたちの行動の一つひとつは、とても興味深いものです。
何をどのように感じ、表現しているのかを考えてみていると子どもの個性がわかります。
子どもたちが生活する環境によって、子ども自身が形成されていきます。その成長を見ている親御さんは、子どもさんの生き方に学ぶ点が多くあります。
つまり、日常という環境は親御さんが作り上げている場面が多いこと。それは親御さん中心として生活は進むからです。
そこにあって、子どもたちがどのような行動をとるかはこれからの生活の参考にもなるものです。
親御さんが良かれと思って行っていることも、子どもにとっては余計なこともあります。
それを見分ける力をつける・・・大人が子どもから学ぶことです。
子どもたちだって先生!
いつも親御さんや学校の先生は、子どもたちに指導する役目を持っています。
しかし、実は指導するばかりではなく子どもたちから多くのことを教えてもらっている!のです。
成長過程で見せる子どもたちの姿を当然のこととして受け取っていたら、どうでしょう・・・。
もっと興味を持ってみることで、大人が知らない部分が見えてきます。
こんなことをどこで覚えたのだろう?などと思うことはありませんか?
大人が知らないうちに、子どもたちは多くのことを吸収して自分のものとしていきます。
子どもにとっては新鮮な感覚なのでしょう。それを知った大人も新鮮な感覚になるはずです。
日々の姿でさえ、違っているはず。
それを知ることで、親としても学ぶことがあるものです。子どもたちと会話をすることを通じて子どもたちの生活の一部を見ることもできるでしょう。
今日学んだことを親御さんに嬉しそうに話してくれたら、こうやって話すことも出来るようになったのだと嬉しくなるでしょう。と同時に、話すことの順序であったり、言葉の選び方に驚くことも・・・。
なるほど、こうやって話せば親も理解が深まると感心したり・・・。
このように、子どもたちは親御さんと共に過ごす時間以外で様々なことを学んでいます。
それを知ることが、まず親御さんの学びなのです。
子どもたちの様子を見ること、話しをする時間を大切にしてほしいのは、大人の学びに繋がるからなのです。
人は、自分以外みな先生!と思いませんか!