子どもの失敗の先にあるもの
子どもは失敗するもの
子どもは失敗するもの!きっと親御さんは、皆そう思っていることでしょう。
まず大切なことは、それを忘れてはいけない!ということです。
子育ては、試行錯誤の連続であり、思わぬところから喜びを得たり、苛立ちを覚えたりもするでしょう。
子どもは、親の手を通して行っていたことを自分でやりたがるようになります。
もちろん、自立の過程で当たり前のことであり、親御さんは喜んで教えたりもします。
ここで大きな思い違いが起きることがあるのです。
うちの子は覚えがいいはず!すぐにできるようになるはず!私の子だから・・・。
親御さんが、そう信じながら子どもに教えていくと、子どもが上手くできない時や、なかなか覚えられない時にどんな気持ちになると想像しますか?
親御さん自身がイライラしたり、子どもをダメな子呼ばわりしてしまうことも見られます。
どうしてそう思うのでしょう?
親御さんは、大人の目線で物事を捉え、できることとできない事を判断します。
そのまま子どもさんに当てはめようとするからなのです。
大人でもなかなかできない事があります。
子どもさんは、ましてや幼い感覚であり、物事をこなすということに時間がかかります。
子どもは失敗するもの! 改めて思いだしてほしいのです。
親の教育の大切さ
親御さんの教育は、子どもが自立に向けて歩み始めてから最初に必要とされるものです。
子どもは親御さんのことを良く見ています。ですから、同じことをやってみたくなるのです。
真似をするという行動は、親御さんの真似から始まることが多いのです。
ですから、正しい行動を見せることも必要になるでしょう。
簡単なことを教える時、例えば食事の仕方や服の着替えなどは実際に子どもの動作を一緒に行うことで覚えていきます。
ただ、覚えたとしてもその動作がぎこちなく、上手くできるまでには時間を要します。
時には、間違えることもあるでしょう。もしかしたら、失敗の連続かもしれません。
子どもは、その繰り返しにより素早い動作や上手くできることをさらに覚えるのです。
失敗の連続であっても、その先には必ず成功!があるのです。
これを見守り、励まし、できたことを共に喜ぶのが親の役目であもあります。
つまり、親御さんの我慢が必要とされる場面が増えてくるという事です。
親御さんが行う教育は、子どもにとって達成感を味わう基礎になるもであることをしっかりと意識していきましょう。
失敗の先にある成功体験
親御さんの子どもに対する見守りや励ましが必要であることを先に述べましたが、とかく手を出したがる親御さんが多いと見受けます。
時間がない中で教えることの難しさを感じるからなのでしょう。
また、危険な事をどのように知らせるかも工夫がいることです。
単純なことなのですが、子どもは遊びの中から覚えることがとても多いという事を知って下さい。
危険な行動や、友達に対する接し方、言葉の使い方も親御さんが共に遊びの中で教えることができればよいと考えます。
失敗を責めることなく、共に感じ、そこから成功するためにどうしたらよいかを一緒に考えてみること。子どもに時間を与えてやらせてみることなど、見守りの中で自立行動を支援できる時間をとることが失敗を恐れずに進んでいく子どもの気持ちを育てることに繋がります。
誰もが失敗を重ねて成長します。
親御さんにこのように育まれてくると、失敗を感じても動じずに次を目指せる人になるでしょう。
なぜなら、簡単に諦めることがなく、次への行動を起こすことが苦ではないからです。
その先にあるものが見えているからなのです。
失敗の先には、必ず成功があります。
子どもの失敗を親御さんが恐れてはいけません。
その姿勢を子どもさんは見ているのですから・・・。