子どもの「伸びしろ」を見つける
子どもの興味と可能性
子どもたちには、無限の可能性がある!と言われています。
その意味を考えたことがありますか?
人は生まれてから様々なことを知り身に着けますが、それは基本として生きるため。そして、より良く生きるためにさらに多くのことを知らず知らずのうちに学び、身につけていきます。
それらを土台として生活上に自分なりの興味や関心が生まれてくるのです。
幼子が、大人には思いもつかないことに目を引かれていることがあります。親子で歩いていると、道端に咲く小さくて色とりどりの花のそばに座り込み、手を伸ばします。
目線が低いので、大人より近くに見えるのです。そこにくぎ付け状態になってしまう・・・。
キレイだとか、可愛いとか、小さい花の中にそれをいち早く見つけ、インプットする。それは物事に対する感情であり自然な思いなのでしょう。
あらゆるものを自分なりの観点で感じ取り見ているからなのです。その世界は、成長するとともに広がっていきます。
興味の先に感じること
幼子が成長するにつれ、ある物に深く興味を示すことがあります。
それが何であるかはそれぞれ違いますが、興味を示す対象として自分が何かを感じる割合が強いものです。
もちろん、反対にすぐに飽きてしまうものもあります。
子どもが関心を示すものに対して、親御さんはどのように見ているでしょうか・・・。
こんなにつまらないものにどうして?何が面白いのだろう?
大人にはわからないことばかりかもしれません。
そんなとき、子ども目線になって一緒に見てみましょう。同じ動作をしたり、同じ言葉がけをしてみるなど、子どもさんと一緒に関わってみるのです。
きっと子どもさんは喜ぶでしょう。
それは、自分と同じことを共有できた人がいたから!!
子どもさんにとってはこのように親御さんと共有できたことが大きなきっかけとなり、更にそのことに関心を示すことがあります。
関わり方も変わってくるのですが、親御さんが声をかけることで励ましとなります。
すぐにそのことが将来へ繋がるなどとは考えることもありませんが、いくつかの選択肢に加わる可能性もあります。そこから派生していることにも興味を示すようになってくるのです。
そこに子どもの伸びしろを感じるのです!
伸びしろは未知数
何かに興味を示すと、より深く知りたくなってきます。
子どもたちは大人よりも思考が柔軟です。まだ知らないことが多いので、経験に流されないからかもしれません。柔軟に考えることで思いもつかないことも描けます。
大人では思いもかけないものが子どもたちの伸びしろだとも考えられます。そこは空白の状況であり、どのようなもので埋められるのかはわかりません。
埋めていく過程で、様々なことが組み合わさり組み立てられます。それは未知数!
このように、子どもは様々な多くの伸びしろを持っています。
それを親御さんはしっかりと見つけることができます。親御さんは、このよに考えるのではないでしょうか。
子どもさんの興味関心のあることに対して、より興味広げてあげようと思う。教えてあげようと思う。それがこの子のためだから・・・。
しかし、子どもの興味に関係する何かを多く与えるとか、急かすことはしなくても良いのです。
子どもさん自身に知りたいと思う気持ちが自然と湧き上がり、そのためにどうすればよいかを子ども自身で考える時間を待ってみるのです。
そのためには、親御さんが一緒に関わりを続けるということが必要になります。
もちろん、毎回毎時間を共に関わることは難しいでしょう。ですから、興味の対象にどのように関わりどのように感じたのかを聞くことです。教えてもらうことです。
保育園、幼稚園、小学校へ通うようになったら、毎日の出来事や楽しかったこと、困ったことなどを必ず話しをしてもらうことです。様々な話しの中にも、子どもさんが感じる興味の対象が見えてきます。
それも、子どもさんが興味の持つことへの親御さんの関わりとなるのですから。
話していると、子どもさんがさらに求めていることを知ることができたり、これからどうしていきたいのかを探ることもできるでしょう。
その子に、どれほどの伸びしろがあるのかを見定める時間ともなります。
要は子どもさんと一緒に遊ぶこと!
子どもの興味関心を示すことに、一緒に関心を持つこと!
それを自分も楽しむこと!
これに尽きるのです。
もしかしたら、子どもさんの伸びしろは親御さんの伸びしろであるかもしれません。