現状に満足するなかれ!
現状の捉え方
私たちは、置かれた場所で精一杯に生きています。
その場所の存在を有難く思い、そこでできることをやろうとしているのです。
与えられた仕事に取り組んでいると、当たり前のようにその道を歩きます。もちろん、それで良いのです。
しかし、必ずと言ってよいほどその道のどこかに段差があったり、石ころも転がっているもの。
それを避けながら進む道は、自分なりの工夫が必要になるはずです。
そして、与えられたことを決められた通りに進めることが自分の仕事なのだと完結することが日常になっているはずですが、それだけを毎日繰り返して行うことは様々な面でストレスも感じてくるでしょう。
もっとこうしたほうが良いのではないか・・・。
誰かと話し合いながら進めたほうが効率が良いのではないか・・・。
そんな思考や気持ちが湧いてくることは、自分改革であり、職場改革に繋がると感じます。
つまり、与えられた現状に満足せずに、さらに向上したいという気持ちの表れだからです。
現状を変えるために
現状を大切にすることは当たり前のこと。誰もがその思いで仕事も生活もしているでしょう。
でも、考えてください。現状に満足してしまうと、いつしかつまらなくなってくるものなのです。
だからこそ、私たちは日々の生活に刺激を求めることもあるのです。
それで良い!
現状とは、変えて良いものだからです。
例えば、いつまでも旧態依然としている組織もありますが、ほとんどの組織は現状から先を見据えて改革を進めているはずです。
しかし、変える、変わるということには抵抗があるかもしれません。
なぜなら、現状のままだと楽だからです。
そのまま同じことを繰り返していれば、何も問題はないと感じてしまうからなのです。
確かに、何かを変えていくことは難しいことであり、大変なことです。
仕事だとすれば、自分一人の思いではどうにもならにこともあります。多くの人を巻き込むことが求められ、内容についても吟味する時間も必要となります。
しかし、組織として伸びることを求めるならば、必ずこの道は通らねばなりません。
そこには、個人が現状に満足していないことが大前提としてあることはおわかりでしょう。
個人が組織の一員として、現状に満足していないという事実をどこかで明らかにすることも求められ、それによって他の人たちがどのように感じ動くかで満足度の向上が図れるはずです。
常に現状に満足している自分がいるとすれば、それは楽をしていたいと思う気持ちが潜んでいるかもしれません。
あるいは、今はこれでいいが、先々は変えたいという思いが見えるかもしれません。
現状に満足しないということは、自分のやる気を感じたり未来を見ているからなのです。
しかし、慌てたり焦って現状を変えようとすると躓くこともあります。
それを踏まえながら、一人ではなく組織全体で力を合わせるような取り組みを考えられることが一番良いことです。
現状とは、変化するものであり、今より良いものという考え方の上にあるということを忘れないようにしたいものです。
変えようとする気持ちは、前へ進む力になるのですから。