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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

チーム作りを考える

公開日:2023年09月08日 カテゴリー:コーチング, ひとりごと タグ:

チーム

 

 

あなたが所属している組織は、どんなチームでしょうか?

私たちは、必ず組織(チーム)に所属しています。
それは家族であったり、学校のクラス、職場など様々捉えることができます。

自分が所属している以上、どのようなチームにしたいかを考えることがあるはずです。
例えば、みんなが仲良くできること。
誰にも干渉されることがないこと。
自分のペースで仕事ができること。
自分を尊重してくれること。

そのチームの目標を基にそれぞれの思いがある中、所属するチームは形を成していきます。

しかし、なかなか思うような環境にならないこともあるものです。
では、それぞれが目指すチームを作るためにはどのように考え実践すればよいのかを考えていきましょう。

 

理想としてのチーム

 

 

人には「所属の欲求」があります。
どこかに自分の居場所を求めるという意識があるのです。それが安心にも繋がるからです。

その場所で、自分が与えられた仕事や任務があり、それが自分の存在価値だと思うもの。
その通りです!

その場に、あなたがいなくてはならないと他のメンバーが感じているとわかると嬉しくもあり、また遣り甲斐も見つけられるでしょう。

誰とも良好な人間関係を結び、お互いを尊重し焦ることなく仕事や学習、生活ができることが理想なのです。

しかし、そうは言っても自分の思い通りに物事を進めたいこともあるもの。
どうして他の人は自分のことをわかってくれないのだろうと思うことも。

誰もがそう思い始めると、人間関係に亀裂が入ったり、仕事を投げ出してしまうことにもなりかねません。

そこで、こう考えてみてください。

チームは、一人ではなく複数人で構成されるものです。
ですから、自分本位の考え方で勝手に進めることよりも、他の人を巻き込んで進めるほうがお互いに気持ちが良いもの。

そのためには、自分の役割を把握した上で考えを他の人にしっかりと伝えることが必要となります。
伝える術をもつことです。

自分の話しを聴いてほしいと思うのなら、他の人の話しにもしっかりと耳を傾けることが要求されます。
それが、「お互い様」の一つ。

意見交換は結果を出すためには、必ず避けては通れないことです。
違う発想を知ることができるからです。

目標は同じだとしても、そこへたどり着く道は多数あります。
それを自分が考えた道がベストであると言い切ることよりも、他の道に興味を持つことです。

 

心理的安全性のあるチームを作る

 

 

最近、特に「心理的安全性のある職場」が話題に上がっています。
心理的安全性とは、誰もがこの場にいても良いのだ、失敗しても間違っていても大丈夫だ、ありのままの自分でいてよいのだと知ることです。

つまり、同じ土俵で意見を戦わせることは当然であること。失敗は誰にも責められることではなく、そこから学ぶことを覚えればよいこと、飾ったり見栄を張る自分はそこには必要ないこと。

もちろん経験値は違う人たちがいるわけで、自分の経験に基づいて話をする人もいるでしょう。しかし、それにプラスして新しい思考を加えてみることで多くの人の意見が集約されるはずです。

あくまでも、チームは同じ目標をもって進んでいます。
それが基本となっていることを決して忘れてはいけないのです。

チームの誰もが、心地よい居場所を求めるはずです。
その環境を整えるのは、チーム全員であることを確認してほしいと願います。

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