失敗を使いこなす
経験から得ること
人は生まれてから大人になるまで、どれくらいのことを知り、学んでいるのでしょう。
すべてのスタートは0から、そしていつまでたっても100には届かないものだと感じることがあります。
一つひとつ素早く吸収できることもあれば、何度も繰り返してやっと身に着くこともある。同じ人間がやることなのに、違いはあるものです。
また、途中で嫌になり投げ出してしまったこともあるかもしれません。
しかし、私たちはそのすべてを『経験』として捉えているのです。
例えば、幼子が歩くことを覚えます。その過程には転ぶことが多くあるものです。でも、必ず立ち上がろうとすることを誰もが知っています。
立ち上がれば、再び前へ進もうとする・・・。
その姿勢こそ、本来自然に身に付いた行動なのです。
つまり失敗したとしても、そこで終わりではなく再び立ち上がり前を進むことが身についているはずなのです。
失敗を歓迎する
人は、それを忘れてしまう・・・。
あまりに自然に、当然のこととして行動していると意識など全くしていないのです。
転ぶたびにシマッタ!早く立ち上がらなくては!などと頭を巡るのは成長したことかもしれません。
でも慌てなくても良いのです。転んでもゆっくり立ち上がるのが本来の姿。成長する過程で学び覚えることもスムーズにではなく上手くいかないことが多くあると感じます。
誰でもすべてをすぐに使いこなせたり、理解できることはないもの。
だから時に失敗もするのです。失敗は自分の力を試したときに、思うように結果に結びつかなかったこと。その捉え方は人それぞれですが、決して悪いことではないと信じることです。
失敗した時そこでおしまい・・・。そう考えるなら気持ちも下がるでしょう。やる気も失われてしまいます。
そんな時にはこう考えて下さい。
失敗したことは、成功するためのヒントをえられたことなのだ!
失敗せずに、すぐに結果が現れると、その道筋しか得るものはありません。もしかしたら、他の道筋もあるかもしれないと考えることも無くなってしまうかもしれないのですから。
失敗から得られるもの。
それは新たな思考であったり、他の知識の習得意欲の増加、集中すること、前向きな気持ちなど、まだまだあるはずです。
それ故、失敗は恐れるものではなく、現れた時には歓迎してほしいのです。
あるべくして失敗は登場し、私たちに更なる教えをもたらします。
失敗があるからこそ、私たちは更なる学びの機会を経て前へ確実に進むことができるのです。
失敗を使いこなそう!そう考えて向き合うことで、先は明るく見えてくるはずですから。