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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

本当に気にすべきことは何か

公開日:2023年06月02日 カテゴリー:ひとりごと, 教員の皆さんへ タグ:

自分はどう見られているのか・・・

 

 

自分のことを他人がどのように思っているか・・・。
気になることは多々あるものです。

しかし、その時に自分はこう思われているに違いない!という思い込みが現れていることに気づかない・・・。

自分の勝手な想像が、あたかも現実味を帯びているように感じ辛くなる。
実際に自分のことをどう見られているかを気にすることは、果たして必要なことでしょうか。

 

相談を受ける中で、このような問題を抱えている人がいます。

職場で、自分が仕事をしていないように思われているのだと感じる。
陰で、自分のことを色々と噂しているように見える。
自分のことを常に見ている人がいて辛くなる。
優しい言葉をかけてくれないのは、自分がダメだからだと思う。
何をやっても上手くいかない。

日々の中では、このように思ったり感じたりすることもあるでしょう。
しかし、その根拠はどこにあるのかを訊ねると、はっきりとしたことはあがってこないのです。

つまり、あくまでも自分の感覚の中でそう思うだけ・・・。

もちろん、すべてを否定しようとは思わないのですが、実際にそう思い込んでしまうという現状があることは間違いないのです。

そして、その事ばかりが気になってしまい、仕事も手に着かなくなってしまうことも。

他人の心は読むことはできません。
だから本当のところはわからないはずなのです。

 

小さな勇気があれば

 

 

現状で、そのようなことが気になったらどうすれば良いでしょう。

簡単に考えれば、自分がそうではないということを示すことができれば良いのです。

本来、誰もあなたのことばかりを気にしているわけでもないことを最初に理解して下さい。

その上での考え方です。

できることなら、そう感じさせる相手に自分がこう感じているということを話してみるのです。
「あなたにこう思われているのではないかと気になってしまうのです。大変失礼ですがそう思っていますか?正直なところを教えて下さい。私が改めるところがあったとしたら変えたいのです。」

しかし、そんな勇気がない・・・と言う人がほとんどかもしれません。小さな勇気があればいいですね。

では、次に考えてほしいことです。

 

自分自身に集中すること

 

 

今、自分が気にすべきことは一体何でしょう?
他人の視線でしょうか?
噂話でしょうか?

他人のことを気にすることが今することだとは思いません。相手のことを詮索する時間を自分を高める時間にしてみるのはどうでしょう。

自分のしていることを再度見つめ直し、自分向上を目指す。その姿勢があれば自分自身に集中できるはずです。

今できることをしっかりと捉える心を持つことです。
他人のことを気にすることがそれにあたりますか?そんなことは決して無いことがわかるはずです。

今、自分が気にすべきことを取り違えないようにして下さい。
それは自分の気持ちとの葛藤かもしれませんが、今という時間を無駄にしないために自分自身に集中することが大切なことです。

自分自身をしっかりと生きていくことです。誰のために仕事をしているかを考えてみてください。

その姿勢を見ている他の人は、きっとあなたが感じるようなことをしなくなるはずです。
いや、あなた自身がそんなことを感じなくなるのです。

他人の思いや感じ方を通して自分をすべて判断することはやめましょう。

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