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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

構えないで関わることから生まれること

公開日:2018年12月20日 カテゴリー:ひとりごと タグ:

伝えること、聞くこと

 

会話

 

誰かに何かを頼むとき、伝えたいことがある時、私たちはどのように話そうかと考えます。
理解してもらえるように話すということは、なかなか難しいことかもしれません。

逆に、それを受け取る立場だったらどうでしょう?
何を聞かされるのかわからないまま、どんな状態で聞くことがよいのか・・・。

実は、これらはごく短時間のうちに頭で考え処理していること。ですから実際は無意識のうちに行われていると言えるでしょう。

もし、この段階を自分の中で意識しながら話をする、あるいは聞くと言う行為に結び付けるとしたら、短時間ではすまないこと、また精神的にも苦しくなることが目に見えます。

私たちは、それを無意識のレベルでこなしているのです。
それではここから少し考えていきたいことがあります。

 

身構えての会話から

 

相談

 

ここまでを読んでおわかりかと思いますが、話し手も聞き手もちょっと身構えている状態があるのです。

どう伝えればわかってもらえるのかと不安を抱えている。こんな話し方でわかるかな?別の方法が良いかな?と、話し手は身構える。

何を言うのだろう?わからなかったら、どうすればいいのだろう?と、聞き手も身構える。

そんな気持ち同士では上手く話せなかったり、上手く聞くことも出来ないことがあります。
すると相手がちゃんと話さないから、聞かないからいけないと、どちらも良い感情を持たなくなるのです。

硬くなった心は反応して体も硬くします。柔らかい気持ちで話せない、聞くことができないのです。

 

そこで身構えずにお互いに関わってみたらどうでしょう。

柔らかい気持ちで身構えずに、伝わったら良いな!伝わらなかったら、わからないところを相手が聞いてくれるから大丈夫!

柔らかい気持ちで身構えずに、話されたことが理解できると良いな!わからなかったら質問すればわかるに違いない。

話し手、聞き手がこのような姿勢であることが理想だと考えてほしいのです。

これは当たり前のことであり簡単なことなのです。 そんなことわかっている!と言われそうですが、話す・聞く姿勢とはその両者が共に整っていないことが多いのです。

ですから、また身構えて話すこと・聞くことの繰り返しになってしまう・・・。

その時に聞いただけでは理解できないこともあります。何度も聞いて理解できることはあるものです。
伝える側もこれを忘れずに話をすればいい。

伝え方や聞き方は、変わってくるものです。優しい話し方、理解しようとする心を持っている私たちですから、何事もなかったように話しは進むようになるもの。

それは、何度でも伝える、何度でも聞くと言う姿勢を持った時、身構えるということがなくなるからです。
それは、ゆったりとした構えに変わったのかもしれません。

会話はコミュニケーションの一つであるとともに、そこから良好な人間関係が生まれるもの。

だから相手のことも考えて丁寧に話しをしたり聞いたりすることなのです。

誰かに何かを頼むときも、伝える時でも心を込めて話しをすること。
すると聞き手は、しっかりと耳を傾けます。

話しを聞くときには、受け取る姿勢を示すこと。
すると相手が話しやすくなるのです。

話し方、聞き方ひとつで人間関係は良好なものとなったり、悪くなることもあります。

相手のことを考えて話したり、聞いたりできる心の余裕を持ちたいものですね。

 

 

 

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