現状に満足するなかれ 2
現状に生きる自分
今の生活に満足している!そう思えることは、とても大切なことだと感じます。
しかし、その状況が続いていくと何か物足りなさを感じ、もっとこうしたいなどの欲求が表れるもの。
贅沢なこと?いえ、それでいいのです。
それは、私たちが生きていく上で周りの環境や関わる人たちが変わり、今の自分にはないものを知るからなのです。
この欲求こそ、自分を高めたり、先に進む原動力にもなるものだと捉えることができます。
外に向かいたい自分
例えば、人にも恵まれ自分のやりたいこともできているという中で、何を不満に思うかといえば、自分の思いをもっと多く表現したい、違うこともやってみたいなど気持ちが変わることがあります。
要するに、現状だけに満足できなくなるということです。
その欲求が表れると、私たちはそれを満足できる形にするべく行動に移るでしょう。誰かに話したり、どうすればそこに行きつくのかを調べてみる、手に入れるために自分でできることを考える。
決められた範囲の中で落ち着く時から、その外へ飛び出したいという思いが溢れ、そこに向かって歩き始めるのです。
さて、何もせずひたすら現状から動かないでいるとしたら、どうなるでしょう?
その環境に慣れ、居心地も良いはずですが、そこにいつしか飽きてくる・・・。その範囲では満足できないという思いがいつしか湧くはずなのです。
それは、先にも話したように様々な情報を得ることで現状の自分をこと考えるからなのです。
もっとこうしたい、さらにこんな風になりたい、あの場所へ行きたい、広い世界を見てみたい・・・。
このような思いは、自分の内なる声に突き動かされて表に出てくるものです。
満足しなくていい
この気持ちとは、自分を変えようとするものでもあります。人は常に未来に向かって歩いていますが、その未来は自分で作ることができるものです。
そのために、前へ進もうとする気持ちの助けとなり、後押ししてくれる。
今、自分が居る「現状」は、ひとまず安住できるところかもしれません。
しかし、きっとその先には変えたいという気持ち、先に進みたいという思いが湧くはずです。
それこそが、現状に満足できなくなった時!
力強い自分が生まれた時なのです。
現状に満足するなかれ!
それは自分を向上させるものだからのです。
現状に、自分に満足できることは悪いことではありません。有り難いことだとも思うかもしれません。しかし、その気持ちを持ち続けそこにいつまで浸っていられるかと考えた時、必ずその先に向かって進みたい、違う自分に出会いたいという気持ちが現れるはずです。
その気持ちを大切にして現状を少しずつ変えていくことを考えてみてはどうでしょう?
きっと、毎日が生き生きとしてくるはずです。
自分自身を大きくさせ、自分で変える未来に向かって現状に満足せずに!