自分への『感謝』
当たり前ではない日常
当たり前のように毎日を過ごす。
今日も何事もなく一日を終える。
そこに変化を見なければ良し!としてしまう日常があります。
しかし、もしかしたら・・・とか、あの時こうしていたら・・・などと、たまにそんな考えが浮かぶこともあるものです。
こうしていることが自然なことだと感じる幸せを私たちは味わっているのです。
さて、このような日常の繰り返しの中で、思いもよらないことが起こったとしたら私たちはその一点に気をとられ、他のことを放ってしまう可能性があります。
いつものことは大丈夫!と自分で思い込んでいるのです。
日常は当然のことではない、ということを考えていないことがここに伺えます。
感謝とは・・・
当たり前のことは、実はその事実の積み重ねから生まれます。慣れであったり、習慣であったり。
経験と呼ばれるものが無意識にそれを行うことをさせ、当たり前として感じさせるのです。
自分が今まで行ってきたこと、行えた自分をどう思うでしょう?
それも当然のこととして受け取っていると、何も感じずに過ぎていくものです。
忘れていけないことは『感謝』の心。
改めて考えることも時に必要な事なのです。
たぶん、感謝をするという言葉には誰かに、何かにという思いが含まれているでしょう。
確かに、私たちは一人では生きていかれません。それゆえに誰かと関わりながら、誰かが作成した物を使いながら生活しています。
それを考えると、当然誰かに、何かに感謝するということになります。
しかし、それを踏まえながらももう一つ感謝の心を持ってもよいこと・・・。
それは、自分自身に感謝するということです!
自分を認めること
自分自身で考えることや行動することは、当たり前のことです。自分で決めたことなのですから。
ここでよく考えて下さい。その思考や行動に至る過程は自分が積み重ねてきた日常における経験があってのことだということを。
それができる自分。
そうしてきた自分。
たまには認めて下さい。
自分ってこんなことを考えられるんだ!
自分ってこんなにも動けるんだ!
自分ってこんな人だったんだ!
思いもかけなかった自分を見る時もあるでしょう。当たり前のように行動している自分もいるでしょう。それが無意識でできたり、判断をして行動している姿を客観的に眺めてみるのです。
それが自分自身だということ!
その時、自分自身に『感謝』を伝えてほしいのです。
自分で自身の存在を認める。
これが自己肯定感の高まりです。
自分以外に感謝をすることは簡単かもしれませんが、自分自身に感謝をするということは気恥ずかしくもあり、必要ないと思うこともあるかもしれません。
しかし、自分がもっと元気になるためにも自身に感謝をするということは大切なことです。
大切な自分をもっと認めることは悪くないものです。