誰もがリーダーである自覚を持とう
組織において
自分が所属する組織において、リーダーは管理職だと思っている人は多いものです。もちろん、間違えではありませんが、すべてにおいてリーダーシップを発揮することは結構大変なことでもあるのです。
その役目をしっかりとわきまえていれば、目配りも心配りもできるはず。しかし、細かい点まで気を回すことは難しく、各部署にリーダーを置くことで組織は成立しているとも言えます。
組織を一ランク上に押し上げたい!環境に変化を持たせたい!遣り甲斐を持ちたい!全員がまとまりたい!などと考えることは、組織人としてあるものです。
それでは、組織人としてどのように考えていくことがそれらの実現に繋がるのでしょう。
自分の持てる力の発揮
現状の組織としての目標は理解しているでしょうか?
同じ方向を見て、全員で進むことができるのがチーム。
個人の向上が組織の向上につながることは間違いありません。そのためには目標の確認を怠ることがないようにしなくてはいけません。
目標に向けて、自分は何ができるのか・・・?
個としてできること、そして組織としてできることの判断を全体で行うことが必要です。
そう考えると、自分がリーダーとなり自身を引っ張ること!だとも言えるでしょう。
一人ひとりがその自覚を持ち、学び続ける姿勢を持つことが第一に求められることなのです。
今ここに自分の居場所があることの意識はありますか?
仕事や、この環境がなくなることの危機感を持っていますか?
各自がその意識を持っていることが学ぶことの大切さ、実践することの大切さを感じさせることなのです。
一人ひとりの持てる力は違います。ただ、それを発揮できる環境を全体で整えることで全体の力に変わるのです。
要するに、誰もがみんなを認めて力の発揮のために協力していく。
自分の力が誰かを支え、全体の力となっていくことを知った時、遣り甲斐を感じるはずです。
このように自分の力を発揮する時、一人ではなく全体を視野に入れて動くものでしょう。この時には、その人がリーダーとなるのです。
違う場面で、違う人の力の発揮を必要とするのなら、その時はその人がリーダー。
しかし、難しいことは自分が思っているように他の人が動けないこともあるということ。その時こそリーダーとしてどのように関わるべきなのかを考えてほしいのです。人と関わることは、相手を大切にしながら自分のことを理解してもらうこと。
それを頭に入れながら、相手が動けるように関わることです。リーダーとしての役目はこのようなところにもあります。
また、ある場面で他の人の力を必要とするのなら、リーダー交代でもダブルリーダーでも良いと思われます。
一人では辛いこともあるものです。複数で考えることでより良い方向へ進むこともあります。
誰もがみんなの力を認め、その力を発揮できるような環境を整えることで自分がリーダーになった時に安心して仕事ができるはずです。
誰もがリーダー
ここで管理職の話しに戻りますが、全体の統括リーダーは管理職。
組織の一人ひとりの力が発揮できるように導くことが求められます。組織を改革するためには大切に考えてほしいことです。
つまり、管理職が意識改革を促しながら誰もがリーダーであることを伝えていく。言葉であったり行動であったり管理職がその力を発揮するためには自分から行動しなくてはいけないのです。
新しい空気を流すため、人を大切にして、組織を大切にしていく。当たり前のことですが、それが組織を構成する人たちに伝わっているかどうかで組織の力も変わります。
誰もがリーダーであることを管理職自身が知らねばらないこと。
組織とは、同じ目標に向かい互いの力が発揮できるチームであるのです。