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上級心理カウンセラー  遠藤 久恵のカウンセリング・コーチング

やる気の持てない時の考え方

公開日:2020年09月09日 カテゴリー:カウンセリング事例, 心のひとこと タグ:

やる気が起きない

 

 

Aさんは言います。「最近、やる気が起きないのです・・・。何故だかわからないのですが。」
Bさんは言います。「何もやりたくなくて、毎日ボ~ッとしています。」

こんな経験は誰にもあることです。

人はやる気の持てる時と、そうでない時を知っています。
しかし、何故そのような状態に陥るのかはわからないもの。

何故を追求するより両方の気持ちを考えて、やる気の持てない時の対処の仕方や心持をを考えてみましょう。

 

刺激を受けること

 

 

Aさんは、不登校を経験した後に勉強をしたい!と思えるようになりました。
それは、とても誠実で自分の道を歩いている人と知り合ったことが切っ掛けとなっていました。その人は、自分の将来を描き、そこに向けて今何をするべきかを真剣に考えている人。

常に学びたいという意欲を持っているとわかるのだそうです。

その人に触発され、Aさんは自分を見つめた時、将来など何も視野に入れず、ただ自分を悲劇のヒロインにしていることに気づいたのです。

自分も将来に希望をもてるのではないか・・・。
自分で未来を切り開くことができるのではないか・・・。

そう感じた時、全身から勉強をしたいという気持ちが沸き上がったのだそうです。

将来何を目指すかはともかく、今できることをやらない自分に腹が立った!と言います。

人は刺激を受けて成長していくことがわかる例です。
刺激とは人の生き方やあり方を見ることから受けることがあり、それを自分に照らし合わせてみたくなるもの。

自分はダメだと思う反面、もしかしたら・・・と可能性に気づくこともあります。

刺激はうけるべき時に受けると、早く活かされます。

Aさんは、上手く刺激を受け取ったといえるでしょう。それからのAさんは今まで怠っていた勉強を始めます。教科書だけでは理解できず、塾に通い始めます。

理解できると嬉しくもなり、勉強することが楽しくなってくる・・・。

しかし、そういう時ばかりではないもの・・・。

 

頑張り過ぎの結果

 

 

やる気が起きない・・・あんなにやる気を持って始めた勉強ですが、どうしたのだろうと迷路に迷い込んだ気分になってしまう。

そんな時、ちょっと立ち止まってみることです。
やる気のある時は、きっと全力で頑張ろう!と思えるもの。しかし、人はいつも全力を発揮することは難しく、そうあろうと思い続けると疲れが現れ、前を見続けることができなくなります。

これが頑張り過ぎ!

何でもやり過ぎることは、必ずしも良い結果に結びつくものとも言えません。

つまり、力の入れどころを見極めることが大切なことなのです。

やる気が持てなくなったと感じたのなら、力を入れすぎたな!少し休もう!!
そう考えて下さい。

やる気が起きる時とそうでない時は、繰り返します。
ですから慌てずに焦らずに自分に与えられた時を使うことです。

 

歩くペースを選ぶこと

 

 

何もやりたくなくてボ~ッとしている自分がいる。そう気づいたのなら、今の自分をよく見て下さい。

ただボ~ッとしているように見えても、何かしら考えたり探したりしているのが私たち。
たまにはボ~ッとしている時間を楽しむ感覚を持ったらどうでしょう?

ボ~ッとするのも良いものです。
それは慌ただしい生活を一度ゆっくりに変えていること。
きっと焦り過ぎたり、急ぎ過ぎていたのかもしれません。

これも、頑張り過ぎの過程に現れるもの。

立ち止まることで、自分をリセットしているのだと思ってください。

人は常に同じペースで歩いているわけではありません。走る時もあれば、のんびりと周りを見ながら歩くことだって・・・。

どれも自分で選べるペースです。

ですからやる気の持てない時も、ボ~ッとしてしまうこともそのペースの一つだと考えれば良いのです。

長い道のりを歩くためには、休むことも必要です。
今一度、自分の今までの歩き方を見つめ直してみても良いのではないでしょうか。

 

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