人を大切にすることとは?
言うのは簡単、「人を大切にする」こと
子どもさんにこう言うことがありませんか?
「お友達を大切にしなさい」
部下の方にこう言うことがありませんか?
「顧客を仲間を大切にして下さい」
私たちは、人を大切にすることを口にしますが、実際にはそうすることができていない場面もあるものです。
頭ではわかっていても、どのように表現することが人を大切にすることになるのか・・・。
子どもたちには、具体的に友だちを大切にするためにしてほしいことを伝えるでしょう。
しかし大人になり、様々な場面において一つの方法だけでは人を大切にすることにはならないことも知っているはずです。
では、どのように考えていくことが人を大切にすることになるのかを紐解きましょう。
認め合う
まず、関わりあう相手は自分と同じ人間だということを常に頭に置くことです。
なぜならば、一つの同じ括りがここにあるからなのです。
立場が違ったとしても、同じ人間であることを忘れなければ相手をしっかりと見つめることができるからです。
たとえ仕事が上手くできずに上司として文句を言いたくなったとしても、誰もが上手くできない事があると相手を理解できる。
自分とて、失敗をしてしまうこともあるはずです。
それを心得ておくと、自然と相手に対する態度も言葉もついてくるのです。
相手を非難する言葉ではなく、これからどのように対処していくことが良いのかを共に考える言葉を丁寧に投げかけることができるはずです。
それが、人を大切に思い、成長を促すために上司としてできることの一歩です。
さらに、同じ職場で同僚として働いている場合でも、互いの良い点を認め合うことができれば良いのですが・・・。
ライバル意識が先に立ち、相手より自分の方が優れている!それを示そうとすると、どうしても相手の人格にまで入り込み否定することになってしまうものです。
これでは人を大切にするどころか、人を蔑ろにしてしまうことになります。
良好な関わりに繋がる
人は互いに助け助けられる関係があります。
自分優先に物事を考えることもありますが、関わる人がいるとしたらともに取り組むことを意識するべきでしょう。
互いの利点を共有することは、2倍、3倍の力が生まれることです。
互いを認め合うことでチームとなり、良好な関係が築けます。
その時、人を大切にしているという姿勢がハッキリ伝わってきます。
共に働く者同士が同じ人間としてその場を共有していることを素直に認めあうことです。
人は人と関わることで自分も成長します。
それは、互いに人間として認め合うからなのです。
この広い世界で知り合い、関わりが持てたことは偶然ではないのかもしれないのですから。
決して無視したり、蔑ろにしたり、ひいてはいじめなどという卑劣な行為を考えることの無いように人間関係を構築していきたいものです。
人を大切にすれば、きっと自分も大切にされる・・・
そうなのです。