学校へ行かない選択をしたあなたへ
こんにちは。
突然ですが、このページに辿り着いたあなたと知り合えて、とても嬉しく思います。
有難うございます。
あなたは今、自宅でしょうか?
学校へ行かない選択をしたことを、後悔してはいませんか?
そう、後悔する必要などありません!
それよりも、自分自身で選択ができたということを喜んでほしいのです。自分で決心し、行動することがいかに大変なことかを私も知っているからです。
その勇気と行動力があなたにはある!
不登校と学校では言われるかもしれません。これは、学校サイドでの考え方です。あなたが自分で選択した行動なのですから、不登校だと考えることもないのです。
なぜ学校へ行かないことを選択したのでしょう?
そう聞かれることも多々あるかもしれません。ここでは、答えたくないことは一切考えないで下さい。
もし今、時間があるのなら続けて読んでいただけると嬉しいです。
私は、かつて学校の教員でした。退職して今はカウンセラーをしています。
学校で多くの生徒さんたちと関わり、ただただ突っ走ってきたところもあります。しかし、そこには必ず主体となる生徒さんがいました。
私は彼らに育てられたと言っても過言ではありません。
自分が正しい!などと思い込んでいた若い頃。そんな思いを打ちのめされたこともあります。そこには必ず生徒さんの姿がありました。
失敗したこともありましたが、その一つ一つを自分の経験として、多くの人たちと関わることを決めました。
多くのことを抱えて生きているのが私たち。それは誰もが同じなのでしょう。
でも、だから頑張れ!そう言うつもりは毛頭ありません。
それよりも、あなたがガマンを重ねてきたのだろうな・・・
よく頑張ったな・・・
そう感じるのです。
ガマンはある程度はできるものです。あなたにもその力があったはずです。しかし、限界はあります。どこまでもガマンを続けていると、体も心も追い込まれてしまうのです。
だからそこから逃れようとか、一旦避難しようと考えるのは当然のこと。全然悪くありません。
それより、よくその時点で決心してくれた!と嬉しくなるくらいです。
あなたの行動力は、素晴らしい。
カウンセラーを始めてから、何人かの学校へ行かない選択をした人たちに出会ってきました。
最初は、なかなか打ち解けることも難しい時間がありました。
必要なことは、お互いに焦らないという気持ちです。
彼らも自分の話しを聞いてくれる相手だとわかると、一気に話し始めます。私が待っていたことです。
話したいこと、聞きたいこと、考えたこと・・・
心の中にたまっていた何かを吐き出すことができた時、彼らに笑顔が戻ります。
人はこの笑顔に癒され、前を向くことができます。
それは、自分の笑顔であろうと・・・。
親御さんには話せない、友だちにも話せない、そんなこともイッパイ聞きました。もちろん、秘密は守ります。その場だけのことにします。
安心できる場を一つ増やしたことです。
人は自分の思いを吐き出すと、スッキリします。
体の中の流れがスムーズになったような気がするものです。
まず、誰かと話しをすることをお勧めします。
自分一人では、同じことばかり考えてしまい、先が見えません。話すことで頭も動き始めるのです。今までとは違う発想も浮かぶかもしれません。
学校へ行かないことを選択したあなたには、何が必要でしょうか?
最初は、体と心を休めることです。苦しんでいた心と体を癒してあげることです。
何が一番楽しいですか?
一日の中で自分が楽しいと感じられるものと過ごす時間はありますか?
好きなことがある、やることがある!ってとても楽なことなのです。
何もなくて悶々とする時間は苦痛になるはずです。
そして、関わる人はいますか?
家族と話しをしていますか?
話をすることが面倒だと感じるかもしれません。
その時は、しばらく待ってほしいと伝えれば良いことです。
外へ出ることはありますか?
家に籠っていると、狭い世界に生きているのだと思うことがあります。
窓を開けて外を見ることだけも視野は開けます。部屋の空気の入れ替えと共に、自分自身の中の空気を入れ替えてみて下さい。
私は、外の世界の話しをいっぱいしてきました。それは季節の変化と共に周りの色が変わること、日々の天気によって気持ちもかわることなど。
一緒にその世界を楽しめたら嬉しいという気持ちでした。
今、どうして私があなたにこのような話しをするかというと、学校へ行かないことよりも自分を大切に考えてほしいからなのです。
あなたの人生は誰のものでもありません。
自分が思うように、まず考えてみる。それが未来にどのように繋がっていくかを描いてみるのです。
すると、そこには掛け替えのない自分が見えるはずです。
人は、それぞれ大切なものが違うものです。だからこそ、あなたにしかわからない大切なものをしっかり感じてほしい・・・。
自分の生き方は、自分で決めていい。
その時に、誰かに自分の思いを聞いてもらったり、共有して頷いてもらえることがとても励みになるはずなのです。
あなたが誰かに聞いてもらいたい、話をしたいと思い始めたのなら嬉しいことです。
あなたのそばに必ず寄り添い、共に歩いてくれる人はいます。
躊躇せずに手を伸ばしましょう。きっとその手を掴みギュッと握り返してくれるはずですから。
今日はこのくらいで・・・。
また書きます。