日々初心であることを忘れない
同じ時間は無いもの
日々の生活では、同じことの繰り返しだと感じることが多々あるものです。朝起きて、顔を洗い、食事をする。
着替えをして学校や会社に出かける。または家事をこなす。
これらも毎日行っていれば慣れていきます。それが同じことの繰り返しと考える一因です。
しかし、まったく同じ時間など無いもの。私たちが生活する時間は、すべて新しい時間。初めての時間であるはずなのです。
それを忘れてしまうことが残念ながら私たちにはあり、それゆえに迷ったり悩んだりしてしまうのです。
再度自分を受け入れる
よくこんなことを思いませんか?
こんなはずではなかった・・・。
何故、こんなこともわからないのか・・・。
どこが間違ったのか?今まではできたのに・・・。
これは何度も同じようなことを繰り返していると、必ず同じ結果がえられると勘違いしてしまうからなのです。
もちろん、同じようなことはあるものです。ですからある程度の手順であったり、方法は理解している。それを真似てやっている!それだけのことなのです。
しかし、私たちにとっては今までにできたことは絶対的な自信となる一方、必ずできる!という過信にもなるのです。
自分の中でできることが当たり前になり、できないことが不思議にも思えるのかもしれません。誰にもそんな時はあったでしょう。
時がたつにつれ、できなくなることもあると理解できることもあるはずです。自分以外の人の行動を見ていて気付くとき、以前読んだ資料が新しいもののように思える時・・・。
その時こそ、自分を再度受け入れることが必要なのです。
今までの自分とは違うかも・・・?ということではなく、新たな時間にいる自分を感じ取ってほしいのです。
つまり、以前自分がいた時間とは異なる時間に今はいる。だから同じことをやるにしても新たな時間の中で経験すること。
それゆえ、初めての体験だと思えば良いのです。
常に初心であること
どんなに優れた人であろうが、常に今の位置に立っているのではありません。違う時間に生きるからこそ新たな発想も生まれるのです。
今を大切にするということは、その時においての自分が常に初心であることを心得ておくことです。
自信が過信にならないように、いつでも丁寧に時間を過ごすこと。
私たちは、今という時間においては初心であることを忘れてはいけないのです。