個性を発揮するために
先生のイメージ
学校の先生・・・イメージはどのようなものでしょうか?
しっかりしていて力強い、ハキハキしている、優しさの中に厳しさがある、大きい・・・
それぞれが描く先生のイメージは違うのです。
多くの人が、今までに関わってきた先生が自分の先生像となり残っているのではないでしょうか。
それでは、先生として働いているあなたは、今、先生とはどのような人だと考えているでしょうか。
きっと、同僚の先生の中で目標とする先生がいるのかもしれません。授業も上手い、生徒との関りも見ていて楽しそう、雑用も手早い・・・。
今の自分にはないものを持っている先生を羨ましく思うかもしれません。
でも、あなたはあなた!目標とする先生と同じことがすべてできたとしても、それはあなたの先生像ではないのです。あなたらしさが見えないのです。
先生として見られる場が多いことを知る
先生のイメージは、世間では誰もが同じように考えているようです。
以前、このようなことを言われたことがあります。
「先生なのに、知らないの?」
「先生のくせに・・・」
どうですか?
とても違和感を感じたことを覚えています。
しかし、それと同時に誰もが持つ先生のイメージ、その中の先生としていつも見られていることも知りました。
自分では、学校を出たら公人ではない!と思っていたのですが、それは自分の中だけのこと。
世間はそうは見てくれないのです。
そういう職業なのです。
まずそれを心得ておいてほしいのです。
先生とて個性を持った人
しかしそうは言っても、先生とて個性を持った一個人です。
先生とは〇〇だ! 〇〇でなければならない!と決められるものばかりではありません。
あなたは自分の個性がプラスに発揮でき、他の先生方や生徒さんたちの理解を得ていると思いますか?
すべての先生が同じ括りのイメージではないことを、皆知っているはずなのです。
だから生徒は救われることがあるのです。
こんなこともありました。
「先生はいつも元気ですね。」そう生徒に言われた時、その言葉を有り難く受け取りました。
その通りだからです。
その生徒さんは、ニコニコして嬉しそうでした。「先生を見ていると、元気になります!」そう続けてくれたのです。
わざわざそれを伝えてくれたことに、今の自分の存在を確認できたような気がしました。
教員になった時、生徒の前では偉そうにしていたことがあります。生徒は、私の顔色を見るようになりました。
きっと楽しくなかったでしょう。まさしく、今考えても、自分らしくない行為だったのですから・・・。
生徒に余計な気遣いをさせてしまった反省からも、自分の個性はいったいなんだろうと考えたのです。
結論は、いつも元気で笑っていること。一番自然体でいる時、笑っているのです。
これは、教員を卒業するまでしっかり発揮できていた個性だと信じています。
色々な人が先生として働いているのですから、学校には様々な個性が集まっているはずです。
先生としてこうあるべき!の他に、自分らしさが発揮でき、誰もがそれをあなたの個性としてみとめるのなら、あなたの存在は確実なものになるはずです。
ただ、独りよがりはいけません!
自分でよいと思っていても誰かに注意されたら、しっかりと受け止めて下さい。
それは、あなたらしくないということなのですから。
自分らしさは、自然体から発揮されるのです!
あなたの中にあるあなたらしさは、誰にも認められる花丸の個性なのです。
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『学校の先生のための、元学校の先生による独り言』