先生の成長
これは多くの人たちが感じていることかもしれません。
人は人と関わり、その中で人から学び、人に教え、人とともに成長していく。
自分ばかりが決して偉いわけではない。
常に謙虚な姿勢で得られることをしっかりと受け取り受け入れる。
そうありたいと思うのです。
人の話しに耳を傾けることから
教員と言う立場において、それを常に意識することは案外難しい?と思うことがあります。
自分が正解を持っている!
そう思うと、自分の考える方向に相手を導こうとしてしまうのです。
「先生」と呼ばれることが当然となり、その地位に安住してしまう・・・。
これでは現状から成長することも難しいかもしれません。
そうならないために大切なことの一つは、相手の話しにしっかりと耳を傾けるということです。
自分の考えをここに置き、誰かの考えを並べてみます。どちらが優れているということではなく、色々な考え方があるものだと理解します。
それが人を知ることにも繋がるからです。
一つのものを色々な角度から見れば、違うものにも見えてくる。そんな現象です。
特に子どもたちの話しにはしっかりと正面から向かい合ってみることです。
子どもたちは斬新な視点を持っていることもあり、教員の考え方とは全く頃なる方向からアプローチしてくることもあります。それは楽しく、素晴らしいと感じる場面です。
子どもたちの話しを頭ごなしに否定したり、違う方向へ舵を切ることは不必要です。
彼らなりに考えたことは、褒められるべきことだからです。
自分の教え子がこんな考えを持っているのだと思うと、関わっている自分をも褒めたくなりませんか?
子どもに教えてもらったと嬉しくなります。
さらに、同僚の先生方の考えも知ることが必要となるでしょう。
経験豊かな先生は、以前のことを話されるはずです。もちろんそれが正解である!と受け取ることもなく、そういう考え方もあったのだと知識として自分の中に落とし込むことです。
それらを基にして新たな発想も浮かぶでしょう。経験豊かな先生からは、学ぶことが多くあります。しかし、それをいつまでも正解としているようだと現状にマッチしないものです。
新たな視点を見つけることができるのは、以前のことを通してのことだと感じます。
ですから、先生方からも自分は育てられると思えるのです。
視野が広がったと言えるでしょう。
成長するために
こうして、学校と言う世界の中でも人と関わることから自分が得られる知識であったり、そこから生まれる新たな発想を得ることができます。
つまり、人は人に育てられると言っても良いのだと感じるのです。
同僚の先生方から、子どもたちからも成長させてもらっている!
人を自分を大切にすることは、お互いに認め合い尊重すること。そこから生まれる関係性は、楽しいものであり素晴らしいもの。
人を知ることで自分が学ぶことがあり、また誰かに伝えることでその人が成長する。そんな関りが続くことが望まれます。
常に学ぶ姿勢を持っていれば、自分は成長するはずです。