夢と希望の押し付け
教育
教育とは、誰のための何なのか・・・。
家庭教育、学校教育、果ては社会教育などそれぞれの場所、分野でなされるもの。
子どもたちへ『教える、指導する』が教育者としての使命であることは間違いありません。
親であり、先生であり、地域の人々であり、関わる人たちすべてが実は教育者たるのだと・・・。
さて、家庭でも学校でも子どもに対して夢や希望を見ていることがあります。
こんな学校に入ってほしい、こんな素晴らしい人になってほしい!
将来は偉くなってほしい!外国で活躍してほしい・・・
あげればきりがないでしょう。
学校でも、その学校でどのような生徒に育てたいかという目標を持っています。
地域に貢献する人、社会で活躍できる人など。
しかし、これは誰にも当てはまることなのです。つまり、どこの学校でも掲げているもの。
アバウトと言えばそれまでですが、個性を考えてその枠をいかにでもできる!と捉えてほしいのです。
学校で先生が、その個人を見極めて将来を示唆することがあるとすれば、それはちょっと違うのでは・・・。
それは先生のその生徒に対する希望なのです。
こうあってほしい、こんな仕事が合っている・・・などと勝手に決めていること。
本来は、生徒個人が模索してつかみ取ることができればよいのです。
そこに導くことが教育者の努め!
夢を描くことから
親も、先生も誰もが一個人の将来は保証できません。
だからこそ、自分で決めて歩いてほしいのです。
自分で決めたことに対する責任は自分にあることをわかってほしい・・・。
子どもたちに夢や希望を抱くことは、親としても先生としても悪くないのです。
しかし、実際にその人生を歩くのは子どもたち自身であることを忘れないで!
誰かに決められた人生・・・
それをどう考えますか?
最近では、誰かに決めてもらった方が楽だ!などと言う子どももいます。
それは、今までもそうだったから・・・。
人生の最後まで誰かに何かを決めてもらうことなどできません。
自分としっかり向い合うことで、自分の夢も希望も描けるのです。
親御さんも、先生方も子どもたちに夢や希望を描かせるような関わりが必要です。
親として、先生として子どもたちに押し付けるようになる夢は語らないことです。
子どもを信じて、子どもたちが描いた夢や希望を共に楽しめるような心でいてください。
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『学校の先生のための、元学校の先生による独り言』