大人が心得ておくべき子どもとの向かい方
大人として子どもに対するとき
子育てを頑張っている親御さん。家族の皆さん。ご近所さん。子どもさんの教育に携わっている学校関係の先生。健康に注目しているお医者様。
まだまだ子どもたちと関わっている大人は大勢います。
今、子どもたちと関わる上で改めて考えておきたいこととは何でしょう?
それは、子どもたちのことばかりではなく、私たち大人のためでもあるのです。
大人も、かつては子どもでした!
それを忘れてしまうこと、ありませんか?
「こんなこともできないの!」
「何度言ったらわかるの!」
「言うことを聞きなさい!」
「大人になれませんよ!」
そんな言葉を投げかけられた記憶もあるかもしれません。
悲しくなったり、何でだと思ったりしたものです。
誰でも初めてのことはなかなかできません。一度やったからと言って、それだけで覚えられるものでもありません。
たとえ子どもであっても、しっかりと伝えられる言葉を使うことが大切です。
わかるまで何度でも繰り返し伝えていきましょう。
そして、できたことに対しては必ず誉めたり感謝を!
子どもたちが次に向かって進むためには、自分で何かできたことを認め、それが誰かの役に立ったことを知る必要があります。
それを伝えるのが大人の役目。
子どもとの向かい方
いたずらばかりしている子ども。
その子に対して、いつも叱ってばかりという行動も少し変えてみましょう。
叱る前に大人が冷静になりこうしてみます。
どうしてそんなことをしたのか。それをしたことでどんな気持ちになったのか・・・。
それを聞いてみます。
逆に、どうしていけないのかもわかるように話すことです。その時には、しっかりと向き合う姿勢で優しく言葉を投げかけて下さい。
とかく、大人の感情で子どもに向ってしまうことが多いものです。
それは、大人本位の考え方があるからです。
子どもにはそれを押し付けても理解してもらえません。
ですから、子どもに話をする時には言葉選び、語気、表情などの表現を考えることが必要になるのです。
とは言え、その場に直面したらなかなか冷静な態度をとるのは難しいかもしれません。
ではどうすることが考えられますか?
目をつむる。
大きく深呼吸をしてみる。
後ろを向く。
どれも冷静になるための手段と思えませんか?
私たち大人は、この冷静になる手段をそれぞれが持っているのです。ただ使っていないだけ!
すぐさま使うことができない。
それを分かったうえで、一度大きく深呼吸(ため息で構わない)をしてからゆっくりと言葉を発します。
早口になると、自分の感情が先立ってしまうからです。
今、現状の中で必要なこと
今、コロナ禍において大人が心得ておくべきことは、目の前の事実にしっかりと向き合い、しっかりと情報を得ることから的確な判断を下すようにすることです。
子どもに対する場合だけではなく、世の中の状況を見極める力が今は何より必要なのです。
それを実行していけば、子どもたちにも伝わります。
大人が手本となり、子どもたちにも理解をしてもらう・・・。
そのためにも感情が先立つような言葉を使うことや、思うが儘に叱ることは考え物です。
是非一度、自分の姿勢を顧みてください。