子どもから学ぼうとする姿勢を持つ
人との関わりが学ぶ基礎
私たちは誰もが子どもから大人へと成長しています。その間にどれくらいの人たちと関わりを持っているのでしょう?親御さんや先生と認識できる人たち、そしてさらに個人を取り巻く人たちは数えきれないはずです。
成長段階では、当然のごとく知らないことを知ることを続けています。
それが学びです。そして、その多くは関わる人たちからなのです。
この学びは、意識することなくしているのですが、それを学びと初めは理解などしていないもの。
それは、当たり前のことだから・・・。
大人になり、子どもたちと関わる立場になると、それを意識することが大切になるのです。
それを怠ってはいけない場面に直面することがあるはずです。
子どもの反応、姿勢から学ぶ
特に子どもたちとの関りが身近な親であったり学校の先生は、何かを教えるということが念頭にあるでしょう。
子どもの好奇心を掻き立てたり、その意欲を高めることも大切なことです。
学校の先生は、それを強く意識することも必要なことです。
なぜなら、それがダイレクトに子どもたちのやる気に繋がるからです。
子どもたちの反応をしっかりと受け取り、指導の改良に繋げる。こんなことの繰り返しが日々の授業に活かされているはずなのです。
しかし、果たしてそれを意識して実践しているかというと・・・。
先生は、自分に自信を持っている。自分の授業指導でいい。そう思うこともあるはずです。
十年一日のごとくそれを続けていることは無いはずなのですが、指導を変えるということに抵抗を持つこともあるからなのです。
こんなことを言う先生がいます。
試験の点数が悪いのは、子どもたちがしっかりと勉強しないからだ!
さて、これは正しい考え方だと思いますか?
もちろんそれもあります。しかし先生自身の指導に役立てることができるもの。
子どもたちの試験の結果は、先生自身の指導に反映させなくてはいけません。どこで躓いているのか、そこで自分はどのような指導をしていたのか・・・。
それを振り返ることです。
つまり、子どもたちから学ぶことです。
日頃の子どもたちの反応からも、自分の指導の工夫を考える。そして実践する。子どもたちから教えられることです。
試験の結果は、先生自身の振り返りとすることです。
子どもたちが勝手に勉強しないことが悪いという単純な結論で、成績を見ないことです。
必ず先生自身に反映させねばいけません。
子どもたちから学ぶこと
子どもたちは、とても正直に生きていると感じます。
それは、わからないことはできない!と表現するからです。それは大人でも同じはずなのに忘れているのでしょうか?
指導することは、わからないことをわかるように伝えることです。
わからないなりの反応を見て、何をどうしたらよいかを察知し、考え実践に結びつけるようにと学ぶことです。
子どもたちの姿勢は、常に先生が学ぶべきことを示しています。
子どもたちが先生を通して学ぶように、先生方も子どもたちを通して学ぶことを忘れないように!