子どものため!とは・・・
自分を納得させる言葉
親御さんや学校の先生方が子どもに対して関わる時、こんなことを考えていないでしょうか。
「これは子どものためだから!」
こう聞くと、何でもかんでも子どものためだと自分を納得させているように感じることもあるのです。
心当たりはありませんか?
本当に子どもだけのため・・・?
そう言われるとどうなのだろう?と考えてしまう節もあるかと思います。
もちろん、子どもを育てるにあたり色々なことを教え指導する必要はあります。
大人は誰でもそのような過程を経てここに居るのですから。
しかし、親御さんや先生がそのように子どもさんに関わることの意味は、他にもあるのです。
皆さんは見てみないふりをしているのか、そんなことなど考えていないのか・・・。
子どものためだけではない
ある先生がこんなことを思ったそうです。
「子どもたちのためだからという考え方に縛られると苦しくなる」
正直な気持ちだと思います。
何故なら、そう思っていればやらざるを得なくなる自分が居ることをしっているからです。
今の自分の状況は置いといて、まず子どもたちのためにを優先してしまうことが正しいのかどうかと考えてしまうのでしょう。
もしかしたら、子どもたちのためとは建前であり、実際は自分のためなのでは・・・。
その通りです!
子どもたちのために何かをすることは、自分が行えることの確認であり称賛でもあるのです。
こう言ったら元も子もないと思われるかもしれませんが、実際は子どもたちのためとは自分のためでもあり、学校や家庭のためでもある!
ですから、子どもたちのためばかりではないということです。
そう思って良いのです。
子どもたちのためだけではなく、もっと広い範囲で捉えることができるのですから。
「子どものため」の意味
先生も親御さんも、子どもさんを大切に思うがゆえに子どもたちのためということに縛られてしまいがちです。
でも、そこには自分自身がいて多くの関わる人たちや場所があることを忘れてはいけません。
自分の思いだけで突っ走ると、子どもたちのためだけと勘違いしてしまう・・・。
子どもたちは、大勢の人たちが関わって育てることが大切です。ですから、子どもたちのためだけではなく、もっと大勢の人たちのためでもあると知ることです。
自分が素直に子どもたちのためと思えることは、しっかりと周りが見えているからこそなのです。
決して子どもたちのためだけという考え方に縛られず視野を広く持つことで、この言葉を自信をもって使えるようになるでしょう。
子どもたちのため!と思い行ったこと・・・。
それは子どもさんが成長した時にどのように理解しているかで見えてくるものかもしれません。