3月、年度のまとめを大切に
年度末を迎える
学校は3月でその年度が終わります。
つまり、年度末。
先生方は年度末というとさらに忙しなさを感じ、やり残したことはないかと不安さえ覚えることがあるかもしれません。
3月は卒業式があり、終業式、そして新入生を迎える準備にと大忙しの状態!
しかし、それはすべて想定しておかねばならないことであり、とりたてて今どうするべきかなどとは考えることはないかと思います。
そこで、先生方一人ひとりが今年度をしっかりと締めくくるための考え方をお話しします。
こんな簡単なこと!だと思われがちですが、簡単であるがゆえになかなか手につかない場合もあるものです。
すでに実行している先生は、確認として読んでください。
振り返りから始めよう
振り返ることは日々の中ではなかなかできないものです。
ですから、年度末に少しでも時間をとって振り返ってみることが大切です。
子どもたちにも言えることですが、今年度に何を学んだか?
どんな発見があったのか?
辛いことは、楽しいことは?
なぜ振り返るかというと、次年度に繋げるものと、ここで区切りをつけるものとをハッキリさせておく必要があるからなのです。
次年度まで持ち越す必要があるものについては、見える化してそのまま置きましょう。
ここで一旦区切りをつけても良いものは、わかるようにしてしまいましょう。
たったこれだけのことでも、今年度が締めくくれるのです。
つまり、自分自身の中で整理ができたこと。
とかく先生方は多数の書類に囲まれることがあるものです。
最近では、紙ベースは少なくなってきましたが、電子にしても分類をしておくことです。
いつでも簡単に取り出せるようにしておくことです。
新たなスタートのために
子どもたちは進級や進学を控えている状況で、3月は丁寧に過ごすことを忘れがちになります。
先生方も同様に感じられることもあります。
終わったことはもういいか・・・。
今年度は終わったも同然・・・。
そんな風に考えないで下さい。
3月は、まだ今年度なのです。
新たな気持ちで新年度を迎えるためには、年度末の締めくくりをしっかりとしておくことです。
子どもたちも、保護者の皆さんも、先生方も一年間を無事に過ごせたことにお互いが感謝できれば嬉しいことですね。