新任学校教員は必見!1年目から悩まない考え方
何が辛いのか?何が苦しいのか??
新しく採用され、学校の教員になることは現代では難しいこととなっています。
それだけ、教職希望の人が多くなっているのでしょう。
さて、学校の先生として新規採用されると、その1年間は初任者としての一歩を
踏み出すことになります。
しかし、希望に満ちていた顔が、いつしか元気がなくなってくるように
感じることがあるのです。
何が辛いのか?何が苦しいのか??
学校内での仕事は、授業だけではなく生徒指導や保護者対応、雑務等と増えているのが現状です。
そして初任者研修も、この1年にしかできないこと。
相談しない事による負のスパイラル
もちろん、初めてのことばかりですから初任者の誰もがわからないことだらけでしょう。
そんな時、一つの仕事を任された初任の先生がいました。
仕事を任されることは、とても嬉しく張り切って取り組む様子もみられたのですが、
ある時 廊下ですれ違うと、俯き辛そうに見えました。
「どうした?何かあったかな?いつでも言ってくださいね。」そう言うと、
「有難うございます」と返事がありました。
でも、結局話しには来なかったのです。
ある会議の席上、彼に任された仕事について話しをしてもらうことになりました。
「すみません。できていません。」
周りの先生方のため息が聞こえるようです。
さて、いったいどうしたのでしょうか。
授業研究をして、生徒の対応、部活の指導・・・任された仕事は
何番目にやればよいのだと思いますか?
やる時間がなかったのか、どのようにしてやればよいのかわからなかったのか??
ここから推測されることは多々あります。
初任者の1年間は「見習い期間」です
実際、彼はできると思っていた仕事がよくわからなかったということです。
何故聞かなかったのか?
これに対しては、仕事のできない奴だと思われたくなかったとのこと。
馬鹿にされるかもしれないと思うと、聞くこともできなかったようです。
しかし、できていないことで学校全体にどのような影響があるかまでは
考えることなどありませんでした。
初任者でいる1年間は、見習い期間だと思ってください。
その間に、学校のことを学ぶのです。
学校は1年単位で動きます。翌年になれば、今年の経験が生きるはずなのです。
ですから、1年間ですべてを学ぶという姿勢を持ってほしいのです。
わからない事は必ず聞くこと。相談すること。
自分はうまくできる!というヘンな自信は不要です。
初任者というチャンス
経験を積んでいる教員も、同じ時期を過ごしています。
だから、あなたの気持ちもわかるのです。
1年目はチャンスです!
何でもわからなくても仕方ない・・・と他の先生方は受け止めてくれます。
他の先生方をうまく活用してほしいのです。
つまり、上手に1年目を使うこと、初任者というチャンスを活かすことです。
その経験から、きっと自分なりの仕事の仕方を獲得できます。
あなたのやる気が、周りの雰囲気を変えることもあるくらいです。
誉められるためにやるのではなく、あくまでも生徒たちのために動くことを忘れないように!
遠慮や無意味な自信は不要
自分に素直になってみましょう。
できないことや、わからないことは解決する方法が必ずあります。
1年目の学びが、あなたの自信になるのです。
この1年をどう過ごすかで、この先の教員生活が変わってきます。
「おっ!どうした?そうかそうか。しょうがないな~、じゃぁ一緒にやるか!」
そう言ってくれた10年目の教員の嬉しそうな顔。
頼られることは、とても嬉しい事なのです。
誰もが初任者を通して学ぶことを再確認しています。
初めであり、二度と戻らない大事な1年を有効に過ごしてください。
遠慮や無意味な自信はいらないのですから・・・。
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